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何もない。何だってできる。

 

何も決められていない放課後の時間。だからこそ、こどもたちは自ずから頭を動かせます。学校から帰ってきたら、ランドセルを置くやいなや(もしくは、背負ったまま)マンガを読みだしたり、こたつの中にもぐりこんだり、大声をあげて庭に飛び出していったり。大人をはじめとした「誰か」や「何か」に干渉されたり、制限されたりすることのない時間。だからこそこどもたちは、自分の内側から出てくる「やりたい!」の気持ちに忠実に動きます。あるいは「何もしない」という選択をしても構わない。 

大人はこどもたちに「主体性」を持て、と言いますが、実際には大人に都合のいいルールや、設定した枠の中での限定的な主体性を求めていないでしょうか。 

集団行動や「みんな同じ」から解放され、「素」の自分を取り戻したこどもたちは、その瞬間、瞬間に何をしたいのかを自律的に思考し行動を選択していきます。自分でどんな放課後の過ごし方をしたいかを決めて動く。そんな中から「本当の主体性」が育まれていきます。 

 

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