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放課後を「つくる」。

 

 ある日のこと。いつものようにカオスな環境で遊び浸るこどもたちの様子を眺めていました。ドローンを飛ばすのに夢中な子たち、ヒミツキチを作るのに没頭している子たち、自作の段ボールハウスに入り込んで出て来ない子、庭の木になっていたみかんを収穫、ジュースを作ってお迎えの親御さんにふるまう子たち、終わるともしれない戦いごっこに明け暮れる子たち、スタッフと何やら嬉しそうに話し込む子・・・ 

 こどもたち1人ひとりが「その瞬間、自分がやりたいこと」に正直に、全力投球で取り組んでいる。誰かに指示されたり制約を受けることなく、主体的に思考し行動している。そんな様子を見ていると、彼らのボートでの放課後の時間は、「過ごす」というよりも「つくる」という言葉が相応しく思えます。 

 空き地のような、原っぱのような余白に満ちている。こどもがこどもらしく居られる場所で、ものごとに没頭できる時間、夢中になれる状況が保障されている。そんな、こどもたちの「たくましく生きる力」が育つ土壌をつくっていきます。 

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